東京大学教養学部教養学科・後藤はる美教授による高校生と大学生のための金曜特別講座が、感情に歴史はあるかー宗教改革期イギリスにおける信仰と身体をテーマに、Zoomで行われました。参加した生徒の感想をご紹介します。
感情に歴史はあるかという主題のもと、後藤はる美教授の講座を受けた。「あなたは感情に歴史はあると思いますか?」と問われ、随分考えた。まず、私は感情について考えた。人間には感情がある。喜び悲しむからだ。そうすると、犬や猫、ハムスターにも感情はあると言える。共通するのは動物であるということだ。次に、歴史について考えた。歴史とは人が作り上げるものだ。例えば、日本の城の歴史について考えると、城は人間によって作られている。自軍の戦力を高めるための拠点となる。そして何より将軍や大名など、誰かを守りたい、という思いで作られていると思う。つまり、作られている時に人間の感情が入っていると考えた。そして、いざ城に敵が入って来る時、城内の人たちは恐怖、情熱、迷いなど、色々な人の様々な感情が城にあったといえる。それは敵軍も同じである。何百年も前に、人が城内の敵を撃つ時に、本当に人が人を殺してもいいのかという迷い、葛藤により、鉄砲玉を外したとする。その時の銃弾が城の一部に当たり、その一部が欠けてしまった。その欠けらの歴史は感情によって作られたといえる。そのかけた部位を現代の私が見たとき、私は鉄砲を打った人に同情するだろう。講義の内容は宗教とよく関わっていた。宗教革命期のイギリス人は、神を絶対的な基盤として物事を考えていた。ほとんどの行動が、神により導かれてると考えられていた。質疑応答の時間では、大学3年生から高校1年生まで幅広い質問があった。他の人の意見や考え方を知ることができてとても参考になった。歴史や西洋のことを私自身がもっと知っていたら、この講義がより面白く感じることができたのだろうと思った。
